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香港Openウェイクフェスタ大盛況にて閉幕

当初、嵐の予報で開催も危ぶまれましたが、2日間共に天気もよく、初日は残念ながら強風により

1or2トリックでの戦いとなったが、2日目はコンディヨンもまずまずで、140名以上、9クラスによる大会が無事終了した。
今大会はIWWFルールと香港ルールを適用した大会で、日本とは様々違うルールで海外からの参加者は少し戸惑いながらも
上位に食い込み、表彰式は国際色豊かな風景がみられた。

日本と大きく違うルールは、フォールした後に泳いで距離を稼いだりするとその場で失格となる。また、
インターミディトやアウトロークラスでは、出来るインバートの数が決められているだけでなく、
ノーマルインバートとテクニカルインバート等、トリックが明確に分けられており、
それ以外のトリックができなくなっている。
その他、しっかりボードをグラブしていればポイントとなるが、タッチではノーポイントとなるなど、
日本以上に点数の付け方がシビアだ。
その明確さが、選手のスキルを上げており、香港ライダーのベーシックトリックの完成度は高い。

また、ギャラリーや参加選手の応援も日本とは熱気や迫力が違い、サッカーや野球の感染のように、
大きな旗を振ったり、ラッパや声援が常に飛び交っている。
もちろん、チームの選手だけでなく、ビッグエアーやクリーンにトリックを決めた時の声援もすごい!

2日目最終日はのOpenクラスのギャラリーの数と声援は特にすごかった。
Open womenはG21のビックウェイクで空高く放り出されてバランスを崩しフォールする選手が多かったが、
苫米地(メメ)恵は、安定したグラブとハーフキャブ、フロントロール、スイッチスケアクロウ、バックロールを決め見事完走、
ワイルドカードトリックでは、スイッチ540で惜しくもフォールしたが、2位に圧倒的な点差をつけて見事優勝。

Open Menは出走1番は日本のルーキー、トシヤがバットウイングからスタートし、高さのあるスケアクロウ、
グラブバックロールやモビーディックを決めたが、ワイリーで惜しくもフォールしてしまった。2番出走の
秀太郎は高さのあるニュークリアーグライドtoフェイキーからモビーディック、トッツィーロール、ワイリー等3モブ、
4スピン、2レイリーを決めたが、ワイルドカードまでは届かず、2フォールしてしまった。

3番出走のグリムは落ち着いたルーティーンで、トッツィー、KGB、クロウモブ、スキーザー、DumDumとノーマル、
スイッチと5スピン、1インバート、1レイリーと多彩なトリック+ハイエンドトリックで高得点を出し、見事優勝に輝いた。
日本でもお馴染みのタイライダーのロタも交通事故から復帰して、誰よりも高さのあるフロントフリップやワイリーなどを披露し、
順調な回復ぶりを見せてくれた。

3位には、同じく日本でも有名なボムが最終滑走であったが、ファイナル後半から風が吹き始め、コンディションが荒れる中、
果敢にToeサイド720やSベンド等を決めて、貫禄のある滑りを見せつけた。
こちもまだ国際大会が目白押しだが、日本人選手の活躍とアジアでのウェイクボードの発展に目が離せないことだろう。

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